市民映画「タカハマ物語」から生まれた鬼師ブランド
鬼瓦トートバッグ&かわいい鬼ヨメトートバッグ
トートバッグは2タイプの絵柄があります。色は紺と赤の2色。紺色は職人さんの前掛けの色です。紐は同色と前掛け紐の2種類から選べます。
高浜市民映画第1作「タカハマ物語」の監督と脚本を務めた石丸ですが、映画の中で高浜の鬼瓦職人さんと少年たちの交流を描いたことで、現職の職人さんたち=人呼んで「鬼師」さんの工場でのロケをしたわけです。撮影中、鬼師さんの手先から生まれるダイナミックな曲線や鬼の表情や文様の美しさにすっかり魅了されてしまい、鬼師ブランドを
作りたいと思うようになりました。
映画完成後、以前よりおつきあいのあった名古屋市身体障害者福祉連合会さんで障がい者の方の見事なミシンさばきに感動していたことを思い出し、鬼師さんと障がい者さんをデザインでつなぐプロジェクトを立ち上げました。
地域×障がい者×デザイン
私が目指すのは、地域の魅力発見とブランド作りによる活性化と障がい者の就労機会の創出にデザイン力をプラスすることにより、誰でもが楽しく暮らせる社会作ることです。 障がい者、特に知的障がい者の就労対策は大変遅れており、授産施設での安い賃金では自立は全く望めません。しかし、縫製などの技術力は健常者となんら変りませんし、アーティスティックな作品を創る障がい者も多くいます。 一方地域は、魅力ある資産を多くもちながら、未発見であったり、デザイン力がないためにその魅力を世に伝えることが出来ずにいる所も多いのです。 そこで、私は、地域と障がい者をデザインによりつなぎ、お互いの魅力と能力との相乗効果により、より良い未来を創るお手伝いをしようと思ったのです。
試作第1号です!鬼師さんが使っていた古い前掛けを2枚いただき、トートバッグを自分で作ってみました。
当初は「捨てる前掛けをトートバッグにリサイクルしよう」と思い、鬼師さんに話すと
「丈夫すぎてほとんど捨てることがないんです」とのこと。
そんなに丈夫なら、トートバッグとしての品質的にもばっちり!と、リサイクルはできなかったのですが、同じ品質のキャンバス地に前掛け紐を使って作ろうと思ったわけです。
この記念すべき試作バッグを鬼師さんたちに見せると大好評!
製品化に向けて動き始めました。
赤い方のイラストは、「かわいい鬼ヨメ」。撮影で、鬼瓦を毎日のように見ていたら、
文金高島田のお嫁さんのカツラのように見えてきて、家を守る「鬼瓦」と「お嫁さん(奥さん)」を1つのキャラクターデザインにした訳です。
そして、PR用に鬼瓦の帽子も手作りし、これを被って「鬼師」さんと「鬼師トートバッグ」のPR活動に繰り出しました。
高浜鬼師&鬼ヨメトートバッグは、高浜やきものの里かわら美術館ミュージアムショップで販売中です。
ぜひ、お立ち寄りください。
http://www.takahama-kawara-museum.com/